技術サポート


FAQ

MCU/DSC


質問をクリックすると、回答が表示されます。

[2024-06-03]PICkit5/PICkit4/ICD5は検討中のマイコンにディバッグ/書き込み(Debug/Programming)に対応していますか?
MPLABXのメニューから確認できます。
やり方は:まず、MPLABX(例:MPLABX V6.20)のメーンメニューから "Help" -> "Latest Device Support"の順にクリックします。
次に、"https://packs.download.microchip.com/DeviceDoc/Device_Support.pdf" をブラウザで自動的に表示されます”。 このドキュメントで検討中のマイコンを検索して、該当するDebuggerとProgrammerの情報が確認できます。
コードプロテクトされたデバイスからの読み出し方法を教えてください。
また、マイクロチップ社で読み出してもらうことは可能ですか?
コードプロテクトされたデバイスからは、その内容を読み出すことはできません。
その様なご依頼も受け付けておりません。

お客様においてHexファイル等の書き込み前ファイルの管理をお願いいたします。
チェックサムの計算方法を教えてください。
各デバイスのProgramming Specifications内にチェックサムの計算方法が記載されています。
コードプロテクトの有効/無効により、計算に使用される範囲が異なりますのでご注意ください。
コードプロテクトされたデバイスへ再度書き込みを行おうとすると書き込みが失敗します。
コードプロテクトされた状態から再度書き込むにはBulk Eraseを実行する必要があります。
書き込み時のVdd電圧が、Programming specificationでBulk Eraseを実行できる電圧である事をご確認ください。
Vdd電圧がこれより低いと書き込みに失敗します。

下記例はPIC16F887の場合です。
Bulk Eraseを行うにはVddが4.5 V以上必要です。
PIC16F887
この電圧は各デバイスにより異なります。詳しくは使用デバイス用のProgramming Specificationをご確認ください。
PIC®マイコン内蔵の周辺機能を使うサンプルプログラムはありますか?
サンプルコード(Code Exapmles) のページをご確認ください。
全ての周辺機能用のサンプルコードが網羅されているわけではありませんのでご注意ください。
また、これらのコードは代表的な型番のPIC®マイコン用に作成されています。必要に応じて、お客様がお使いのPICマイコン用に、レジスタ名等を変更する必要があります。
デバッグしているときにポートの状態(High、Low)が正しく取得できません。
ポートのアナログ設定をデジタル入出力設定に切り換えてください。
未使用のポートピンはどのように処理したらよいですか?
ポートピンを使わない場合、未接続のままでも良いですが、ステート(HIGH、LOW)を駆動する出力ピンとして設定できます。または、VddまたはVssにプルアップされた外部抵抗(約10 kΩ)を付けて入力として設定する事もできます。
I2CTMのプルアップ抵抗値はどのように決めたらよいでしょう?
抵抗値の計算方法は以下資料の「バスのプルアップ抵抗」を参照ください。
AN1028 - マイクロチップ社製I2CTM シリアルEEPROM デバイスの推奨使用法
消費電力を低下させるにはどうしたら良いでしょうか?
I/Oピンの設定、クロックの低下、ペリフェラル未使用の設定、ペリフェラルクロック低下(デバイス依存)等、様々な方法が考えられます。
詳しくは以下のアプリケーションノートをご確認ください。
AN1416 - 低消費電力設計ガイド
データシートにI/Oポートの弱プルアップ機能を有効にする方法が記載されていますが、これを有効にした場合の抵抗値を教えてください。
データシートには、この弱プルアップ回路が消費する電流を「弱プルアップ電流」として記載しています(電気的仕様のI/Oポートの表)。この値から抵抗値を求めてください。
リセット中のI/Oピンの状態を教えてください。
MCUがリセット状態にある場合、I/Oピンはハイ インピーダンス状態です。
データシートではVCAPに接続するコンデンサに定格電圧16 V品が推奨されています。この理由は何ですか?
内部VDDCORE電圧レギュレータの安定動作に必要な実効静電容量を確保するためです。
詳細は下記データシート 「2.4.1 セラミック コンデンサに関する注意点」を参照してください。
http://ww1.microchip.com/downloads/jp/DeviceDoc/39762F_JP.pdf
PIC® MCU内蔵のオペアンプへマイナス電圧を入力すると動作しません。
PIC® MCU内蔵のオペアンプは入力電圧レンジはMin.がVSSです。そのため、マイナス電圧を入力しても動作しません。従って、オペアンプにマイナス電圧を入力する必要がある回路には使用できないのでご注意ください。
Microchip社製品の採用を検討しています。必要なI/Oピン数や周辺機能から最適な製品を探したいのですが、どのようにしたら良いですか?
Microchip社は数多くの製品をラインナップしています。それらの中からお客様の要求仕様(必要なI/Oピン数、周辺機能等)を満たす製品を検索するには、MAPS (Microchip Advanced Parts Selector)というツールが便利です。もしくは、弊社正規代理店までご相談ください。
データシートに記載されているFosc や Fcy は何ですか?
Foscはコントローラを動作させるクロック周波数です。Fcyは命令サイクルの周波数です。
このFcyはコントローラのファミリによって求め方が異なります。
詳しくは以下をご確認ください。

PIC10F/12F/16F/18F (8ビットMCU): Fcy=Fosc/4
dsPIC30F (16ビット DSC): Fcy=Fosc/4
PIC24F/PIC24E/PIC24H/dsPIC33F/dsPIC33E (16ビット MCU/DSC) : Fcy=Fosc/2
(2014年9月現在)
MCUのデータシートで日本語版が見つかりません。どうすればよいですか?
PIC® MCUはアーキテクチャが共通の場合、他の翻訳済みデータシートを参考にする事ができます。
もしご希望の型番の日本語データシートがない場合、下表を参考にアーキテクチャが同じMCUのデータシートを参照してください。

ベースライン
PIC10F2xx
PIC10F220/222
PIC10F200/202/204/206
ミッドレンジ
PIC16Fxx
PIC10F32x
PIC12F6xx
PIC16Fxxx
PIC16F8X 18 ピンフラッシュ/EEPROM 8 ビットマイクロコントローラ
PIC10(L)F320/322 データシート 6/8 ピン高性能フラッシュ マイクロコントローラ
PIC12F635/PIC16F636/639 データシート
PIC16F72X/PIC16LF72X データシート
PIC16F87X 28/40ピンCMOS フラッシュ 8ビットマイクロコントローラ
PIC16F610/16HV610/PIC16F616/16HV616 14ピンフラッシュベース, 8-Bit CMOS MCU
エンハンストミッドレンジ
PIC12F1xxx
PIC16F1xxx
PIC12(L)F1822/PIC16(L)F1823 データシート
PIC16(L)F1516/7/8/9 XLP テクノロジ採用28/40/44 ピンフラッシュ マイクロコントローラ
PIC16(L)F1703/7 14/20ピン8 ビット先進アナログ フラッシュ マイクロコントローラ
PIC16(L)F1717/8/9 インテリジェントアナログ内蔵8 ビットフラッシュ マイクロコントローラ
PIC16(L)F1938/9 データシート
PIC16F193X/LF193X データシート
PIC18F PIC18F/LF1XK50 データシート
PIC18F23K20/24K20/25K20/26K20/43K20/44K20/45K20/46K20 データシート
PIC18F97J60 ファミリデータシート
16ビットMCU/DSC リファレンスマニュアルを参照してください。
PIC32ビットMCU リファレンスマニュアルを参照してください。
PIC® MCUの電源ピンが複数ある(例: VDD, VSS)場合、全ての電源ピンに電源を供給しなければいけませんか?
はい、全ての電源ピンを接続し、適切な電圧を供給する必要があります。
ツールに同梱されている説明書に「ターゲット回路設計上の注意」としてMCLR端子にはコンデンサを接続しないように指示があります。しかし、デバイス データシートにはMCLRにRC回路を接続した例があります。これはどちらが正しいのでしょうか?また、どのような回路構成にすべきでしょうか?
書き込みに関して言えばコンデンサを接続しない事が理想的です。しかし現実的にはコンデンサを接続せざるを得ない場合があります。
例えば、パワーオンリセット回路としてMCLR端子にRC回路を接続する場合、デバイスの書き込みがICSPで正しく行われるように次のような構成としてください。
  • シリーズ抵抗かショットキー ダイオードをRC回路とプログラマの間に挿入して絶縁します。
  • それではアイソレートができない場合、デバイスのMCLRピンとプログラマの間に100 Ωのシリーズ抵抗を挿入します。
回路
ソフトウェアI2Cのサンプルソースコードはありますか?
EEPROMアクセス用にアプリケーションノートとして以下のページで公開しています。
http://www.microchip.com/pagehandler/en-us/products/memory/serialEEPROM/appNotes.html
初めてPIC®マイコンを使用したボードを作成しました。プログラムを書き込んでもPICマイコンが動作しません。VDDには3.3Vを繋いでいます。
PICマイコンがリセット状態にあるためと考えられます。
コンフィグレーションビットでブラウンアウトリセット(BOR)を設定し、その値よりも低い電圧をVDDとして使用してしまうと、PICマイコンはリセット状態に留まり命令の実行を開始する事はありません。
これを避けるためには、ブラウンアウトリセット機能を使用しないか、あるいはBORの電圧値をVDDよりも低く設定する必要があります。
PIC®MCUのexposed bottom padの接続について
PIC®MCUの場合、Power系デバイスとは異なりGroundへの接続は必須ではありません。その場合はePadのハンダ付けは実装強度の確保に利用されます。
ポートの駆動等で発熱が予想される場合は複数ビアにてベタGNDに接続するなどで熱抵抗を低下させます。
Exposed Bottom Padは電気的にFloatでも問題ありませんが、半田実装が必要かどうかは顧客ご自身で判断してください。
PIC16F88にて、内部クロック(Internal oscillator clock)を選択した場合、そのクロック周波数(例えば8MHz)は、個体差、温度によりどの程度ばらつくのか?
PIC16F88内部RCオシレーターの精度はデータシートに記載されています。出荷時キャリブレーションした後の精度です。また、アプリケーションでより高精度或いは安定性を求める場合は、外部水晶発振子を利用することを勧めます。
温度の上昇に伴い、周波数が高くなる(Drift)傾向があります。違うマイコンですが、以下のような資料を参考してください。
https://ww1.microchip.com/downloads/en/DeviceDoc/article_ac9_atmegaxx8pa-15-rc-oscillator.pdf
MAPAB® X IPE v6.0でPIC18F14Q41のチェックサムが表示されない。
MPLAB® X IDE v5.20以降PIC18F14Q41のような比較的新しいデバイスではChecksumの代わりCRC32が使用されています。
詳細はご使用のデバイスのデータシートをご参照ください。
https://ww1.microchip.com/downloads/aemDocuments/documents/MCU08/ProductDocuments/ProgrammingSpecifications/PIC18-Q41-Family-Programming-Specification-DS40002143.pdf

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